#292 スカート、脱いでいい?
あなたの隣で、脱ぐのが好き。
あなたといると、暑くなる。
興奮しているせいもある。
さっきまで、クーラーがあんなに寒く感じていたのに。
「上着を、脱いでいいですか」
と言いながら、上着を脱いでしまっている私。
人前で、上着を脱ぐことなんてないのに、珍しい。
まだ、暑い。
「ストッキングも、脱いでいいですか」
と言いながら、もうタイトスカートを、まくり上げていた。
ソファーの隣には、あなたがいるのに。
ストッキングを脱ぐところを見られるのは、恥ずかしい。
脱ぐとしたら、バスルームに入る。
そもそも、男性がいる時に、ストッキングは脱がない。
脱いだことがない。
どんなに暑くても、脱ぐなんて考えられなかった。
男の人と一緒にいて、ストッキングを脱ぐなんて、初めてだった。
しかも、目の前で、脱いでしまっている。
「見ないでね」
と言うのも、忘れていた。
フレアスカートなら、まだ脱ぎやすかった。
今日は、タイトスカートだった。
今まで、ストッキングを脱がなかったのは、脱ぎたくなるような男性に出会うためだった。
ストッキングを脱ぐと、開放的になった。
両方の脚を、ソファーに乗せていた。
自律神経が、完全にリラックスモードになっていた。
目の前に、不思議なものが、たたまれていた。
タイトスカートみたいなものだった。
気がつくと、ストッキングと一緒に、タイトスカートも脱いでしまっていた。
太ももに、長いシャツの裾が触れていた。
恥ずかしいという感覚は、何もなかった。
ブラがきついかなと感じていた。