#294 耳を通して、入ってくる
あなたの、囁(ささや)きが好き。
耳元で、囁いてもらうのが、好き。
あなたが、他の女の子に、囁くのも、好き。
何を言ったか、聞こえない。
言われた女の子は、笑っている。
笑う前に、ビクッて、電流が流れたように、肩を小さく上げる。
きっと、今まで言われたことがないことを、言われたに違いない。
他の男性が、同じ言葉を口にしても、引いてしまうだろう。
その言葉は、あなたの感性から、紡ぎ出される言葉だ。
囁くって、なんてセクシーな行為なんだろう。
あなたは、耳から、魔法をかける。
あなたは、耳から、私の体の中に、入ってくる。
まわりには、人が大勢いる。
そんな中で、囁きは、2人きりの世界になれる。
まわりに大勢いることが、ますます、囁きの興奮を高める。
秘密のコミュニケーション。
もはや、囁きは会話ではなくて、愛し合っているように見える。
たとえ、日常会話だとしても、この上なく、みだらなことを言っているように感じる。
あなたにも、囁きたい。
そして、あなたから、また囁き返されたい。
想像した。
さっき、囁かれた女の子は、耳が、真っ赤になった。
きっと、あなたは、囁くふりをして、彼女の耳に、そっと舌先を入れた。
彼女は、あなたに囁き返すふりをして、あなたの耳に、そっと舌先を入れた。
きっと、みんなの前で、2人だけで、そんなロマンティックなことをしたに違いない。
それを想像して、私の耳も、赤くなっていた。





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