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#302 会う前から、気づかれていた

あなたの「直感より速い直感」が好き。
まさか、あなたに出会えるとは思わなかった。
どうして今まで、会わなかったんだろう。
あなたに、出会えるなんて。
初めて会った時。
凄いことが、起こったと感じた。
あなたは、違った。
まるで、前から知ってるみたいに、微笑んでくれた。
「初めまして」という感じではなかった。
「どうしてたの」っていう感じだった。
私は、あなたを知っていた。
あなたは、私を知らなかった。
なのに、あなたは、私を知っていたかのように、接してくれた。
それも、昔からの恋人のように。
あなたは、私が、会いに来るのを、知ってたみたい。
「やっと、来たね」というように微笑んでいた。
「待ってたよ」と、抱きしめてくれた。
初対面のあなたに、こんなに私が驚いているのに。
何十年も、毎晩、愛し合っていた恋人同士のように。
あなたが、私を見つめる。
何十年も付き合っている恋人を見つめる眼差しで。
私は、あなたを見つめてしまうのは、仕方がない。
うっとりしてしまう。
あなたは、どうして、そんなに私を見つめてくれるの。
ますます、あなたの見つめる目から離れられなくなるでしょ。
私は、会う前から、こうなると直感していた。
あなたは、私の直感よりもはるかに先に、気づいていた。
私が、もたもたやってくるのを。
遅くなりました。
もう、思う存分、あなたにうっとりするね。
こうして、あなたの腕の中で。



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