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#306 私の中が、成長している

あなたの、朝日の中の姿が好き。
朝。
あなたがシャワーを浴びている音が、心地良い。
あなたの幸せそうな鼻歌が、心地いい。
鼻歌まで、ロマンティックなクラシック。
私は、ベッドの中で、ついさっきまでの快感の余韻に浸っている。
この贅沢な時間が好き。
シャワーの水を弾くあなたの体を思い浮かべる。
シャワーの水が、あなたのたくましい体を浮かび上がらせる。
あなたの体に弾かれるシャワーの水滴になりたい。
そんなことを考えてたら、私の体の中から、ひとしずく、熱いものがこぼれた。
私の中に、まだあなたが、入っている。
あなたの形になっている。
気づいたことがある。
また、大きくなった。
あなたは、会うたび大きくなる。
大きくなるあなたに合わせて、私の中が、どんどん拡張工事をされている。
あなたの形になって、もう慣れたと思ったのに、毎回、キツく感じる。
シャワーの音が止まる。
私は、カーテンを開ける。
朝の光が、注ぎ込む。
あなたに愛された後の朝の景色は、なによりもすがすがしい。
朝の景色を見ながら、あなたのたくましい体を思い出している。
高層ビルまで、あなたのたくましい体に見えてくる。
バスルームから、あなたが出てくる。
朝日が、あなたの体に、飛びつく。
朝日で愛撫されるあなたの体は、ますますたくましい。
あなたの逆三角形にくびれたウエストが、あなたの大きなところを、さらに際立たせる。
見惚れた。
やっぱりね。
あなたは、成長している。



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