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#308 尊敬に、高ぶる

あなたの、みんなから尊敬されるところが好き。
どうしてこんなにあなたに、高ぶるのかしら。
その理由が、わかった。
あなたを尊敬してるから。
尊敬がないと、高ぶれない。
尊敬があると、興奮する。
この感覚は、女の子にしかわからない。
小学校の時に、勉強ができる男の子がモテたのは、少女ながらに、尊敬を感じて、高ぶっていたに違いない。
どんなにお金を持っていても、偉くても、高ぶらない。
尊敬がないから。
カッコイイだけでは、高ぶらない。
中身が空っぽだと、尊敬がないから。
男の子は、早く気づけばいいのに。
難しい漢字を、スラスラ書くところを見ると、したくなってしまう。
「これ、なんて読むの」って、会席料理のお店であなたに聞いた。
あなたは、さらりと教えてくれた。
他の書き方も、教えてくれた。
今まで、その文字が読めないから、その料理は頼んでいなかった。
初めて、食べた。
あなたが、その字を読んでくれたから。
おいしかった。
おいしいと感じながら、あなたを味わいたくなった。
会席料理店の中居さんが、あなたをうっとり見ていた。
さっき、化粧室に行った時、美人の中居さんたちが、あなたがいかにカッコイイかを話し合っていた。
若い女の子ではなくて、大人の女性を、ときめかせるあなたが好き。
中居さんたちを高ぶらせたのも、あなたに尊敬を感じたから。
尊敬する時の目と、うっとりする時の目は、似ている。
恍惚感に満たされている。
もう、ガマンできない。



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