#334 勉強しているあなたに、ご奉仕させて
あなたの、勉強している姿が好き。
私が、シャワーを浴びて、髪をバスタオルで拭きながら、バスルームから出てくると、先にシャワーを浴びたあなたが、デスクで勉強をしている。
「ああ、気持ちよかった……」と言いそうになる声を、のみ込む。
上半身裸で、腰にバスタオルを巻いたまま、勉強しているあなたに、見とれる。
吸い込まれる。
無心って、こんな感じのことかな。
必死とか、真剣とかいう言葉でもない。
本を読みながら、どこか遠くを見ている。
幽体離脱している。
はるか、宇宙の彼方まで、飛んでいっている。
この表情は、どこかで見た。
どこかのお寺で見た、仏様の像だった。
考えているのに、眉間に皺のひとつもない。
顔全体で、かすかに微笑んでいる。
冒してはいけない聖なる時間と空間の中に、今、あなたはいる。
バスルームから、湯気が漂ってくる。
その湯気が、あなたを雲のように包み込む。
お部屋に、シャンプーのいい香りがする。
宇宙の果てまで行っているあなたは、バスタオルを巻いた私に気づかない。
気がつくと、私は、あなたが勉強する机の下にいた。
あなたに、ご奉仕、したくなった。
邪魔してはいけないのに。
あなたに、ご奉仕をしたいという気持ちが、勝ってしまった。
あなたの勉強する姿の崇高さに、興奮してしまった。
ベッドで、私をかわいがってくれる時のあなたも、最高にセクシーだ。
それと同じくらいに、デスクで勉強しているあなたは、セクシー。
あなたの腰のバスタオルを広げて、あなたのたくしい太ももの間に、ひざまずいている。
あなたの身体は、あなたが宇宙の果てまで飛んでいっている間、私が大切にお預かりします。
あなたの意思が離れたあなたの身体は、理性の抑えを取り払って、太ももよりも、たくましくなっている。
あなたにご奉仕をしながら、私も宇宙の果てまで、飛んでいく。