#340 厳しい本を読みながら、1人で
あなたの厳しいところが、好き。
「どんな時に、エッチな気分になるの?」
初めて会った かわいい子に聞かれた。
あなたの本を読んでいると、エッチな気持ちになってくる。
「エッチな、内容なの?」
思い浮かべてみた。
あなたのエッチな本も好きだけど、まじめなお勉強の本も好き。
厳しい本も好き。
エッチな内容の本を読んでる時より、あなたの厳しい本を読んでる時のほうが、エッチな気持ちになる。
本を読みながら、「こうしないと、ダメだよ」って、叱ってもらっているのが、なんとも言えず、高ぶる。
ご主人様に、調教していただいている気分になる。
成長のために、頑張っているって、とってもエッチ。
「厳しい本を読みながら、1人でするの?」
かわいい顔をして、ダイレクトな質問を彼女はした。
つい、手が入ってしまう。
左手で本を押さえながら、右手では、熱いところに手が入っている。
本当なら、誰かに、本を押さえていてほしいくらい。
そう言うと、彼女の目が、トロンとなった。
一瞬、湯気が上がったように見えた。
男の人が、エッチな本を見ながら1人でするって、こんな感じかな。
彼女は、どっちを想像してるんだろう。
私がしているところを、想像しているのか。
それとも、私と同じように、自分もしているところか。
「その本、貸して」
いいよ。
もちろん、貸してあげた。
折り目が、いっぱいついている。
折り目がついているところは、私が、つい指が入ってしまうところ。
映像が浮かんだ。
彼女が、今夜、私の折り目のついた同じページで、私と同じように、熱くなって、私と同じように いくところが。
そして、私と同じように、抜け出せなくなるところも。