#355 あなたと、だから好き
あなたにご奉仕するのが、好き。
自分が、こんなにご奉仕が好きだとは、知らなかった。
でも、よく考えたら、ご奉仕が好きなのではない。
あなただから、好きなの。
あなた以外の人に、ご奉仕は想像できない。
誰にでも、ご奉仕が好きっていうことはない。
あなたに出会って、あなたにするご奉仕だから、好き。
あなたにだったら、何をしても好き。
「ご奉仕するのと、されるのと、どっちが好き?」っていう質問は、意味がない。
あなたにか、他の人にかで、答えは変わる。
行為が好きなのじゃなくて、相手が好きかどうか。
そういうことをしてくれる人が好き、っていうのも、意味がない。
どんなに好きなことでも、あなた以外の人にされるのって、想像ができない。
嫌いじゃなくて、想像ができないのだ。
あなたにだったら、褒められるのも、叱られるのも、好き。
なんにも、しないのも好き。
お話しするのも、好き。
黙ってるのも、好き。
思い切り抱かれるのも好き。
なんにもしないで、眠るのも好き。
一緒にご飯を食べるのも、好き。
コンビニの、1個だけ残っていたおにぎりを、半分こして食べるのも、好き。
行列して、並ぶのも好き。
おいしいものを食べるのと同じくらい、はずれのものを一緒に食べるのも、あなたとだったら、好き。
結局、あなたとするのが、好き。
あなたが、私に、好きでいさせてくれるのが、好き。
勝手に、好きでいさせてくれる。
何かをしてもらうことなんて要らない。
一緒でないときですら、好きだから。