» page top

#400 静寂の中で、聞こえる

あなたの静けさが、好き。
あなたは、2人でいる時、静かだ。
普段のあなたを知っている人は、あなたが弁舌爽やかに話しているところしか知らない。
普段でも、そうしていると思っている。
もちろん、そうする時もある。
でも、本当に心を許している人には、黙っている。
不機嫌なのではない。
かすかに、ほほ笑んでいる。
ほほ笑みながら、私のくだらない話を聞いてくれる。
ほんとに、ごめんなさい。
だって、本当にくだらない話を、あなたに聞かせてしまっている。
あなたは、寛大。
くだらないから、聞き流してね。
一緒にいる時、静かになってくれるのが、好き。
ヨーロッパの山の上の静かな修道院の中みたい。
旅行した時、あなたの気配を感じた。
あなたは、今も、修道院の静寂の中にいる。
静寂主義。
うるさいところから、すっとあなたは離れる。
あなたは、好き嫌いがはっきりしている。
うるさい女の子が、嫌いでしょ。
私も、同じ。
文化的な話をする女の子で、うるさいタイプはいない。
一緒にいて、遠くで、虫が鳴いているのが聞こえるのがいい。
それくらいの静けさ。
見えないけれど、どこかに、川のせせらぎが聞こえるような。
どこか遠くで、だれかがフルートを吹いているような。
そんな静けさの中に、あなたがいる。
その修道院の中に、入れてもらう。
静かなところは、セクシー。
風のため息が、聞こえる。
星のささやきが、聞こえる。
スパークリング・ウオーターの妖精のお話が、聞こえる。



【中谷先生のおすすめ電子書籍TOP3】 紹介記事はこちらからどうぞ