#406 分かる人がいないことが、分かる
あなたの孤独が、好き。
あなたは、1秒たりとも、ムダにしない。
忙しい。
なのに、バタバタしていない。
なのに、ムダにはしない。
あなたは、1人で、走っている。
あなたは、孤独なランナー。
競争する相手がいないだけではない。
あなたが、1秒たりとも、休まないで、走り続けていることを、知る人間が誰もいないという孤独の中にいる。
あなたは、あなたの時間で生きている。
世の中の24時間を、あなたは1秒で生きている。
あなたを1秒待たせることは、24時間待たせるのと同じ。
あなたは、まるで、死に瀕した人のように、時間を大切にしている。
まるで、明日まで、命がないように。
それを、理解してあげる数少ない女性で、ありたい。
明日あなたが死ぬわけでもないのにと、周りの人は考えている。
だから、のんびり生きていることができる。
あなたは、この1秒に生きている。
あなたの永遠が、この1秒にある。
あなたの時間を奪う人から、あなたを守ってあげたい。
あと残りわずかな命の人に、道なんか、聞かないでって、言いたい。
変な頼み事なんか、しないでって言いたい。
あなたの美しさは、あなたの1秒の中にある。
私は、たった1つのことが理解できる。
あなたの時間の貴重さを、感じる人は、地球上に存在しないということを。
あなたは、宇宙の中の一匹狼。
あなた雄叫(おたけ)びが、宇宙空間の中に、虚しく響いている。
分かったふりの人が、あなたの1秒の邪魔をする。
少なくとも。
誰も分かってあげられる人がいないということを、分かってあげる存在でいさせてね。