#457 心地悪い部屋から、出してくれる
あなたのくれるキッカケが、好き。
あなたに出会って、変化があった。
最初は、見るもの全てが、気持ち悪くなった。
今まで気にならなかった、周りの男の人たちが、気持ち悪くなった。
いいものを見てしまったから、仕方がない。
なんで、この人は、あなたと同じ男として生まれながら、品格を意識しないのだろうと、憤りにも似た感情を持った。
それ以上に、上辺だけの、まねごとをする男性が、気持ち悪くなった。
あなたの手の握り方は、レッスン時間とレッスン代がかかっている。
レッスン時間もレッスン代も払わないで、手を握ればいいだろうという発想が、いじましい。
レッスン時間とレッスン代をかけていないハグも、気持ち悪い。
手を握ることやハグが、女性を幸せにするのではない。
そこに至るレッスン時間やレッスン代に、女性は幸せを感じるのだ。
世間で言うところのセクハラは、こういうことなのだと感じた。
それなら、手も足も出せない男のほうが、爽やかだ。
あなたとは無縁の人が、あなたのまねごとをしているみたいで、気持ち悪かった。
やがて、その段階を、通り過ぎた。
気持ち悪い男性が、目に入らなくなった。
無生物に感じるようになった。
無生物に怒っても仕方がない。
気持ち悪い存在が、見えなくなった。
心地いいものだけが、見えるようになった。
「そういう人もいる」から、「そういう人も、いるらしい」に変わっていった。
くだらない会話が、耳障りな段階から、聞こえない段階になっていった。
自分が、気持ち悪いものを見て、気持ち悪いと思っているうちは、気持ち悪い部屋に残っているのだ。
気持ち悪いものを見なくなった時、気持ち悪い部屋を抜け出している。
あなたは、抜け出すキッカケを与えてくれた。
今は、快適。
自分が、あなたにとって、気持ち悪い存在にならないように、頑張るだけ。