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#471 相手と同じ、構造になる

あなたの、シンクロが好き。
あなたと、コンサートに行った。
どうしてだろう。
あなたとコンサートに行くと、いつもと違って聞こえる。
あなたは聴いているだけなのに、あなたから、音が聞こえてくる。
リズムを取っているわけではないのに、何かが伝わってくる。
あなたは、じっとしている。
でも、あなたの中で、体が演奏をしている。
これは、あなたの特殊能力。
前から不思議に思っていた。
あなたは、同調する能力を持っている。
一緒に、露天風呂に入ったとき。
カエルが、鳴いていた。
2匹のカエルが、呼び合っていた。
逢瀬をしているのだと思った。
なんと、カエルは、1匹しかいなかった。
もう1匹の蛙の声は、あなたが出していた。
あなたと電車に乗っているとき。
電車の振動音を、心地よく感じた。
今まで、そんな風に感じたことがなかった。
電車の振動音って、心地よかったんだな。
違った。
あなたの体が、電車の振動音にシンクロして、波動を出していた。
私が感じた心地よさは、電車の振動音ではなかった。
電車の振動音にシンクロするあなたの振動だった。
たぶん、あなたは、無意識。
自分では、気づいていない。
何かの音を聴くと、同じ音を出す。
同じ音を出しているのではない。
その音を出している体の構造に、なっていく。
ある時は、カエルの体の構造になる。
ある時は、電車の構造になる。
あなたは、常にトランスフォーメーションしている。
だから、あなたが知らないうちに、あなたの体が、こっそり演奏をしている。
それを味わえるのは、贅沢な特権。



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