#498 朝食のあとの、ゴロン
あなたとの朝食のあとのゴロンが、好き。
幸せな夢で、目が覚める。
夢の中でも、目が覚めても、あなたがそばにいる幸せ。
昨夜は。
つい、気持ちよすぎて、寝てしまった。
もったいない。
もっと、あなたを味わえばよかった。
寝ちゃったらもったいないと思いながら、落ちてしまった。
いつもは、何度か夜中に目を覚ますのに、あなたと一緒だと、朝までぐっすり眠れる。
たっぷり寝た。
もう10時くらいかな。
それくらいのたっぷり寝た感がある。
時計を見ると、まだ5時。
かなり深く眠った証拠。
スッキリしている。
「だし巻き卵、食べに行こうか」
おなかが空いているのが、またしてもバレてしまった。
おなかが鳴る。
一番のお気に入りの、ホテルの和朝食のお店がある。
焼き立てをテーブルに運んでくれるそのお店が、一番のお気に入り。
板長さんの感じも、最高にいい。
早朝から開いているのも、いい。
腕の中で、ゴロゴロするのも贅沢(ぜいたく)。
その贅沢を、横に置いて、だし巻き卵を食べに行くのも、もっと贅沢。
50分後には、だし巻き卵を、食べていた。
危ないと思いつつ、食べすぎてしまった。
「もう1回、ベッドに戻って、ゴロンとする?」
朝ご飯のあとのゴロンは、最高の贅沢。
それをさせてくれるあなたの腕枕が、至高の贅沢。