#509 ベッドで、朝まで教養の話
あなたの教養の教え方が好き。
あなたは、楽しそうに教えてくれる。
どんなに基本的なことを知らなくても、むっとしない。
私のレベルに合わせて、教えてくれる。
ベッドの中でも、教養の話を教えてくれる。
気がつくと、エッチもしないで、朝まで教えてくれる。
エッチをするより、幸せな気分になる。
あなたのは、教えている感じではない。
共有している感じ。
知識の共有じゃない。
驚きの共有。
「なんと、逆だったんだね。面白いね」
と、いうことを、一緒に共有しようとしてくれる。
驚きを、一緒に共有できるって、セクシーな関係。
「なるほど」には、エクスタシーはない。
「へぇーーっ」となって、世界観が変わる。
あなたの教え方は、まるで性のテクニック。
あらゆるアクロバチックな体位で、次から次へと、私の意表をついてくれる。
あなたと一緒に驚けるようになるには、ベースがないといけない。
あなたは、きっと私に、ベースを入れてくれている。
一緒に、驚きたいから。
驚くって、なんだろう。
驚くって、きっと逆転。
個人レッスンと、エッチの共通点は、逆転の快感。
今までの知っていた世界が、180度、逆転する。
逆転って、気持ちいい。
小さいころ、お父さんに足を持ってもらって、逆さに吊(つ)り下げられるのが、好きだった。
世界の上下が入れ替わるのが、面白かった。
逆立ちも、好きだった。
教えてもらって、一緒に逆立ちするのは、エッチと同じだった。