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#510 裸で、いつも通りで

あなたの裸のときが好き。
あなたが、シャワーを浴びたあと、裸でいる。
あなたは、裸でいるときも、スーツでいるときと、変わらない。
たいていは、裸になると、服を着ているときと、変わってしまう。
女性より、男性のほうが、変わってしまう。
自信なさげになる人もいる。
無理に、堂々としようとする人もいる。
それも、自信のなさの裏返しに過ぎない。
あなたは、どちらもでも、ない。
裸で本を読んでいても、スーツを着て本を読んでいるのと、全く変わらない。
本を読んでいるところだけを見ると、裸なのかスーツを着ているのか、分からない。
あなたは、あなたを着ている。
あなたがスーツを着ているときも、裸のときと、同じだ。
あなたのスーツ姿は、裸がすぐ思い浮かぶ。
想像で、脱がせる必要がない。
だから、セクシー。
裸でいても、服を着ているときと同じように振る舞えるのは、品格があるから。
原始人でありながら、洗練された貴人でもある。
原始時代の人は、きっとあなたのように、洗練されていたに違いない。
あなたは、私の好みが分かっている。
しばらく、裸でいてくれる。
私が、しばらく裸でいてほしいなと感じていることに、気づいたからだ。
裸でいるということは、物理的なことだけではなくて、心も裸でいることができるということ。
あなたが、裸でいてくれると、私も裸でいられる。
心も体も、裸でいさせてくれるあなたが、好き。
あなたは、心も裸になって、私に接してくれている。
私は、安心して、心も体も、裸になれる。
お部屋の中にいるのに、まるで、無人島にいるみたい。
あなたとの無人島生活を、もっと味わいたい。



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