#615 イントロのように、かすかに
あなたのイントロが好き。
あなたが、さっき、奇麗な曲を口ずさんでいた。
何だったかな。
こういうとき、すぐ思い出せない。
違う曲が浮かんできて、邪魔をする。
あなたは、曲名を言うと、さっと、その歌を口ずさむ。
私は探すまで時間がかかる。
電波の悪いところで端末の画面が固まるみたいになる。
何だっけ。
なぜ、あなたはすぐ音楽を引き出せるの。
「体で鳴らすと、すぐ流れてくるよ」
たしかに、あなたが音楽を口ずさむとき、体が動いている。
体の中から、あふれてくる。
出しているというより、勝手にあふれ出てきた感じがする。
「止めて、止めて」と言っても、あふれてきてしまう感じ。
私は、頭の中で検索している。
仕組みが違う。
あなたは分かっているのに、待ってくれている。
体でヒントをくれる。
あなたの体から感じる。
あっ、思い出した。
メロディーを口ずさみ始める。
あなたも、同時に口ずさむ。
あら。
私は、サビを口ずさんでる。
あなたは、イントロを口ずさんでいる。
あなたは、イントロを味わう。
今まで私は、サビを味わっていたのかもしれない。
あなたはイントロを味わっている。
イントロの中に漂っている。
それって、あなた自身の魅力でもある。
イントロって、セクシー。
イントロのようなあなたも。
イントロが、かすかに鳴り始めている。





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