#234 ピッツァのチーズが、伸びて

あなたと、ピッツァを食べるのが、好き。
お気に入りは、クアトロ・フォルマッジ。
4種のチーズのピッツァ。
あなたに、教えてもらった。
ハマった。
イタリア人の女の子が、6分の1に切ってくれた。
あなたは、1つのピースを、ナイフとフォークで、キレイに私のお皿に移してくれた。
私は、手に取って、食べた。
おいしい。
初めての感覚。
あなたを見た。
あなたは、まるで高級フレンチを食べるように、ピッツァの1ピースを、くるくると巻くと、ナイフで切って、食べていた。
王子の食べ方だった。
これが、ピッツァね。
私が手に持っているのは、ピッツァではなく、ピザだった。
私のお皿が空になると、あなたがさっと、また1ピース載せてくれる。
今度は、あなたのマネをして、ピザではなく、ピッツァの食べ方にトライ。
ナイフとフォークで食べ……ようとした。
あなたは、あんなに簡単にしていたのに。
あら、なんでこんなに難しいのかしら。
それでも、おいしい。
混じり合った4種のチーズが、私の口元から、伸びた。
エッチなことを、思い出した。
ピッツァって、セクシーな食べ物だったのね。
あなたが、指で、私の唇を拭いてくれた。



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