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#237 微笑みながら、書いている

あなたの微笑みが、好き。
屈託なく笑うあなたも好き。
少年のような屈託ない笑いも好きだけど、仏像のようにかすかに微笑んでいるあなたも好き。
「妄想日記」を、読む。
その時、私は、想像している。
書きながら、あなたが微笑んでいるところを。
見ているわけではないのに。
あなたが、微笑みながら書いているのが、わかる。
微笑みながら、「こんなことがあってね……」と話しかけてもらっている気がする。
ベッドの中で読んでいる。
あなたに、腕枕をしてもらっている気分になる。
あなたの微笑みが、見える。
あなたの声が、聞こえる。
あなたの声は、微笑みながら、出る声ね。
決して、笑い声はないのに、微笑みながら出ている声だって、わかる。
つい、私も、微笑んでいる。
微笑みながら、読んでいる。
素敵と、話しかける。
私の話しかけを、あなたは微笑みながら聞いてくれる。
微笑みって、凄い。
笑うよりも、デリケート。
笑うか、笑わないかの境目。
微笑む時、あなたから、何かが出ている。
また、反則が増えた。
あなたの微笑みは、反則。
1発で、レッドカード。
2人で、ペナルティーボックスに入りたい。



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