#242 キスで気絶して、キスで目覚めて
あなたに、気絶させてもらうのが、好き。
気絶させてもらうって、不思議な表現。
気絶って、したことがなかった。
どんな気分か、わからなかった。
あなたに会って、初めて、気絶した。
最初は、何が起こったのか、わからなかった。
気がついたら、あなたの腕の中にいた。
その間の、記憶がない。
どこで、どうなったのか。
これが、気絶なのね。
ただ、フワフワした気持ちよさだけが、余韻として残っている。
言葉で説明できない。
体験した女の子にしか、わからない。
気絶が、こんなに気持ちいいなんて。
それ以来、気絶しやすくなった。
気絶しても、あなたが守ってくれているから。
そう、安心感があるから、安心して気絶できる。
安心感が、気絶の入り口。
気絶しそうになると、わかる。
早く気絶して気持ちよくなりたいと思う気持ちと、もう少しこの気持ちよさを味わっていたいという贅沢な悩み。
気絶するまでの時間を長くすると、より気持ちいいことも、わかってきた。
ガマンして、ガマンして、ガマンして、ギブアップする。
気絶より、気絶していく時が、一番気持ちいい。
気絶したい。
気絶前の快感も、味わっていたい。
もう1つ、気絶から目覚める時の快感もある。
あなたのキスで気絶して、あなたのキスで気絶から目覚める。
そして、また気絶して。