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#252 夜は月になって、私の中に

月のようなあなたが、好き。
月を見ると、あなたを思い出す。
みんなのあなたのイメージは、太陽。
暖かくて、燦々(さんさん)と輝く。
あなたは、夜は、月になる。
餅つきをするウサギって、セクシーなイマジネーション。
月は、太陽より、明るいと感じる。
月からは、何か出ている。
熱とは違う何かが。
あなたにも、月と同じものが出ている。
月を見ていると、エッチな気持ちになる。
オオカミ男のように、オオカミ女になる。
今日の月は、特に大きい。
特に、明るい。
夜空が暗いのは、はるかに月が明るいからじゃないかしら。
それとも、こんなに暗いのに、それでも煌々(こうこう)と輝く、何かが月から出ているに違いない。
あなたが、私の中に入って来た時、電流が流れた。
電流ではない。
電流みたいな、電流以上のものが、流れた。
電流という表現しかできないことが、もどかしい。
あなたに愛された他の女の子に、聞いてみたい。
電流みたいな、電流以上のものが、流れたよねって。
月から出ているモノが、私の中に、入ってくる。
月が、私の中で、どんどん大きくなる。
昼間のあなたは、太陽。
夜のあなたは、月。
月のあなたを知ってしまった。
月が、私の中で、輝いている。



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