#256 あなたから、心を開いてくれた
あなたの、横柄じゃないところが、好き。
あなたは、優しい。
さっきまで、愛し合っていた。
優しく、私を愛してくれた。
今、あなたの腕枕で、まったり気分。
さっきまでの優しさ以上に、あなたは優しい。
エッチの後に、エッチ以上に優しくなる男の人に、初めて会った。
めったにいないんじゃなくて、あなたしかいない。
世の中の、男の子は、勘違いしている。
女の子が、体を許したから、心を許したわけではないことを、男の子たちは、知らない。
だから、エッチのあと、油断する。
男の子たちは、純情。
体を許したから、心を許したことになるのは、むしろ男の子たちのほう。
自分がそうだから、相手もそうだと思い込んでる。
女の子が、心を許すのは、はるか彼方にある。
あなたは、どうしてわかるんだろう。
あなたは、逆。
体を許す前から、心を許してしまう。
エッチしていないのに、エッチしたような気分になる。
1回だけじゃなくて、もうずっと昔から、あなたに愛されていたかのような気分になる。
きっと、あなたもそう感じている。
だから、腕枕が、こんなに優しい。
抱きしめ方が、こんなにフワフワ。
私より先に、あなたが私に、心を許してくれた。
だから、私も心を許した。
これって、最高にセクシーな関係。
あなたの腕枕が、さらにフワフワになった。