#198 あなたの腕の中で、お昼寝
あなたと、お昼寝をするのが好き。
あなたの、腕の中に入る。
包まれる。
ギュッとされているのに、ふんわり感じるのが、不思議。
いっぱい、かわいがってもらおうと思っていたのに、うとうとしてしまう。
もったいないのに、うとうとしてしまう。
もう少し、このまま。
せっかくのあなたとの時間を、寝てしまったら、もったいない。
と、感じながらも、この気持ちよさの誘惑に勝てない。
ふわふわの中でのお昼寝は、思い切り抱かれるのと、優劣つけがたい幸せ。
これは、これで、最高。
ひょっとして、こっちのほうが、好きになってしまうかも。
迷う。
それくらい、気持ちいい。
たぶん、私はもう、眠ってしまっている。
起きているのか、寝ているのか、わからない脳の状態で、気持ちよさを味わっている。
幽体離脱状態。
気持ちよさと、幸せ感が、ゆったりと混ぜられる。
これは、最高のセックス。
目覚めた後、愛されるのも、いい。
目覚めた後、出かけるのも、いい。
このふわふわが、すでに最高のセックスだから。
お昼寝だけで、もったいないなんて、ない。
本寝じゃなくて、お昼寝っていうところが、好き。
ロマンチック。
お昼寝は、本寝より、贅沢な気分。
あなたの腕の中で、浮遊中。