10月24日、Amazon.com, Incは、電子書籍用アプリ『Kindle』バージョン6.0をロールアウトした。今回のバージョンアップは、Kindleユーザーの利便性を大きく向上させた。
【Kindleアプリ バージョンアップの変更点】
例えば、ライブラリに表示される書籍・コミックのアイコンが大きくなったこと。
しかし、それはつまり、ファーストビューでの表示数を少なくさせる。しかし、視認性は向上するだろう。
それだけでなく、画面最下部のナビゲーションも刷新された。
旧バージョンでは、存在していなかったナビゲーション。今回のロールアウトにより、これが追加された。
また、今読んでいる本(または、読了した本)がナビゲーション中央部に表示されるようになった。
「Kindleで最近何を読んだっけ?」と、あれこれ思い悩まずに済む。
これは、例えば、コミックや小説などシリーズものを、どれくらい読んでいるかを判別しやすくした。
最後に、大きな改良点としては、テーマを2種類から選択できることだ。テーマは「light」と「dark」。
2016年8月下旬にTwitter, Incが、iOSアプリで(現在は、PC版からも可能)画面表示を昼仕様と夜仕様にカスタムできることと似ている。
生活のほとんどをスマートフォンと過ごしているので、なるべく目の負荷を抑えたいというユーザーの意見を反映したのだろう。
テーマの変更は、下図①~④の手順のとおりに進めれば可能だ。
※テーマ「dark」バージョン
【一方で、こんなことも・・・】
今回のロールアウトでは、ある意味で注目を集めている。
それはKindleアプリアイコンの悲壮感がより強まったこと。
バージョンの5.0のKindleアプリアイコンは、主人公(?)が木の下で読書をしていた。
しかし、バージョン6.0の今回は、主人公の精神的支柱ともいえる木が無くなり、文字通りの「孤独」を背負いながら読書している。また、特段意味はないと思うが、主人公の向きが左右反転した。
より詳しい内容は、Amazon公式チャンネルより
『Introducing the all-new Kindle app—easier than ever to read and connect with friends』