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男女ともに紙書籍と電子書籍の併売している読者は2割超

男女ともに紙書籍と電子書籍の併売している読者は2割超

2018年7月11日

大日本印刷株式会社(DNP)と株式会社トゥ・ディファクトが共同運営している「honto」は、「書籍の利用方法関する調査」実施しました。
 
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参考 : 書籍の利用方法に関する調査
 
今回の調査によると、書籍購入者の約半数がオフラインとオンラインのいずれかを利用しているとのことです。
 
また、どちらか一方のみを利用している購入者よりも、オンラインとオフラインの両方利用している方のほうが多いとのことです。
その中でも店舗と通販を使って、つまり店舗で品定めをしてインターネット通販で購入するという購買行動が顕著にみられています。
 
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参考 : 書籍の利用方法に関する調査
 
年代・性別に見てみると、10代~30代男性の書籍購入者は、約5割が紙書籍と電子書籍を併売している結果になっています。一方、女性は若年層ほど併売している傾向が高く、10代女性の約4割は併売しており年齢を増すごとにその比率は落ちています。
 
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参考 : honto 書籍の利用方法に関する調査
 
紙書籍と電子書籍の使い分けについては、男女ともに読む環境が外出先か自宅かという「読むシーン」で使い分けているそうです。
それ以外の理由としては、大事な本を紙書籍で、普段読みを電子書籍で購入するといった、本の愛着度によって使い分けする傾向もみられています。
 
電子書籍黎明期には「紙vs電子書籍」という構造でみられることも多かったですが、現在では読者がそれぞれの利便性をふまえて、使い分けていることが鮮明になりました。今後、出版市場においてオンラインとオフラインとの境目は無くなりつつあるのではないでしょうか。
 
■参考元 : 書籍の利用方法に関する調査