※SankeiBizより引用
アマゾンジャパンは、日本では千葉県市川市にある配送センターのみに配備されている1冊から必要に応じて印刷・製本できる少数出版システムを12日、初公開しました。
このサービスは、「少数出版」と呼ばれる、小ロットから書籍の印刷・発送を行うサービスで、アマゾンではこのサービスをプリント・オン・デマンド(以下、POD)というサービス名で展開しています。日本国内では2010年からサービスの展開が始まり、現在300万点以上ものコンテンツを扱っています。
PODは紙書籍と違って在庫不足ということは起こりにくいため、機会損失を防ぐこともできます。そのため、読者は欲しいときにすぐ手にすることができ、発行元は在庫リスクを抱えることなく販売できます。それだけではなく、絶版本や希少本といった入手が困難な書籍でもPODなら入手することもできます。
※PC Watchより引用
また、アマゾンは昨年インプレスR&Dと手を組み「POD個人出版アワード2018」を開催し、個人出版を後押しする取り組みも進めています。
今年は、8月13日から「ネクパブPODアワード2019」として同様の取り組みを開始しています。
ウェブメディアPC Watchによりますと、PODの担当者は「2017年には、サービスを開始した2012年に比べて、21.7倍の売上げ規模となった。書籍事業のなかでは規模は小さいが、大きく成長している事業領域になっている。2018年には、前年比51%増と、1.5倍もの成長を引き続き遂げており、売上げ構成比の30%がカラーコンテンツになっている」と伝えています。
【参考】
・絶版本も買える。必要なときだけ製本するアマゾンの「プリント・オン・デマンド」の仕組み
・アマゾン、1冊から製本 少数出版システムを整備 自費出版・復刻需要に対応