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講談社 小学校に電子書籍配信へ

講談社 小学校に電子書籍配信へ

2017年8月18日

大手出版社の講談社は昨日、8月17日に神奈川県松田町の小、中学生に配布されているタブレット端末に電子書籍を配信する協定を同町と結んだ。配信開始時期は今秋からで具体的な配信日は未定。教育現場でのIT化、IoT化が進んでいる昨今の変遷を背景に、同社は「教育現場へのビジネス展開を進めたい」と話している。

配信対象は、タブレット端末が各自に配布されている小学5年生~中学3年生。それぞれの学年や年齢に応じて適当な書籍を、月に10冊程度配信予定。同町は朝読時間での活用を想定している。

紙書籍だと各校の図書館等の蔵書数は限られているので、複数の児童や生徒が同時多発的に同じ本を読むのは難しい。しかし、電子書籍であれば、多くの児童や生徒が同じ本を同じ時間で読むことが容易だ。読後の感想も友人と共有できることもでき、友人の考えや想いを知る機会が増えるだろう。

本山博幸松田町長は「新たな世界との出会いの場として、読書の機会を広げたい」と話し、期待を寄せている。