マンガ大賞2018の結果発表と授賞式が、本日3月22日にニッポン放送イマジンスタジオにて行われた。ノミネートされた12タイトルのうち大賞に選ばれたのは、板垣巴留の「BEASTARS」。
「マンガ大賞2018」では、「2017年1月1日から12月31日まで間に単行本が発売された作品のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品(過去にマンガ大賞を受賞した作品は除く)」を対象に1次選考が行われ、最終選考作品を選出。選考委員全員がそのノミネート作品をすべて読んだ上で1位から3位までを選定し、ポイント制での集計を経てトップに輝いた作品を「マンガ大賞」としている。
「友達に薦めたくなるマンガ」をコンセプトに創設された同賞の開催は、今年で11回目を数える。第1回目は、2008年開催され、石塚真一『岳 みんなの山』が最多票を獲得。2009年は末次由紀『ちはやふる』、2010年はヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』、2011年は羽海野チカ『3月のライオン』、2012年は荒川弘『銀の匙 Silver Spoon』、2013年は吉田秋生『海街diary』、2014年は森薫『乙嫁語り』、2015年は東村アキコ『かくかくしかじか』、2016年は野田サトルの『ゴールデンカムイ』、2017年には柳本光晴の『響～小説家になる方法～』が大賞に選ばれてきた。
ここでノミネート、大賞受賞の作品は、その後大ヒット作品になったり、映像化されるなど年々注目を浴びている賞になっている。
マンガ大賞2018最終結果
大賞 「BEASTARS」 板垣巴留 （78pt）[書評はこちら]
2位 「我らコンタクティ」 森田るい （68pt）
3位 「凪のお暇」 コナリ ミサト （56pt）
4位 「ダンジョン飯」 九井 諒子 （52pt）[書評はこちら]
5位 「不滅のあなたへ」 大今良時 （47pt）
6位 「ランウェイで笑って」 猪ノ谷言葉 （46pt）
7位 「とんがり帽子のアトリエ」 白浜 鴎 （42pt）
8位 「メイドインアビス」 つくし あきひと （40pt）
9位 「映像研には手を出すな！」 大童澄瞳 （38pt）
10位 「映画大好きポンポさん」 杉谷庄吾【人間プラモ】（28pt）
12位 「約束のネバーランド」 出水ぽすか・白井カイウ（26pt）[書評はこちら]
13位 「ゴールデンゴールド」 堀尾省太 （13pt）[書評はこちら]
『BEASTARS』
板垣巴留
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
