『このミステリーがすごい!』大賞は、2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したノベルス・コンテストである。。『このライトノベルがすごい!』大賞、日本ラブストーリー大賞、『このマンガがすごい!』大賞に並ぶ宝島社4大大賞の1つだ。
第15回『このミステリーがすごい!』大賞は、449作品の応募があり、1次選考(21作品通過)、2次選考(7作品通過)を経た最終候補の中から、大賞が決定した。賞金は、大賞賞金1,200万円、優秀賞賞金200万円(それぞれ均等に分配)。受賞作品は全て単行本として刊行される。
治るはずのない癌が完全に寛解する、という前代未聞の謎に挑んだ医療本格ミステリー、岩木一麻『救済のネオプラズム』が大賞に決定した。
優秀賞には、地に足の着いた筆致と伝奇小説的スペクタクルが評価された三好昌子『縁見屋の娘』、大胆なフィクションを導入してぐいぐいと読ませるスパイ警察小説、柏木伸介(応募時筆名:森岡伸介)『クルス機関』の2作品が選ばれた。
■第15回『このミス』大賞受賞作
作品名:『救済のネオプラズム』
著者名:岩木一麻(いわき・かずま)
<あらすじ>
余命半年の宣告を受けた患者たち
半年後、彼らの身体からがんは消え去っていた
一体がん治療の世界で何が起こっているのか
■第15回『このミス』大賞優秀賞受賞作
作品名:『縁見屋の娘』
著者名:三好昌子(みよし・まさこ)
作品名:『クルス機関』
著者名:柏木伸介(かしわぎ・しんすけ)
■『このミステリーがすごい!』大賞 公式ページ
http://bit.ly/2e2vg0v