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ついにスタート!電子書籍定額サービス「Kindle Unlimited」(キンドルアンリミテッド)が日本で開始。

ついにスタート!電子書籍定額サービス「Kindle Unlimited」(キンドルアンリミテッド)が日本で開始。

2016年8月3日

Amazon.co.jpは3日、電子書籍の定額サービス「Kindle Unlimited」(キンドルアンリミテッド)を開始したことを発表した。
ユーザーは、月額980円を支払うことで12万冊以上の本、コミック、雑誌および120万冊以上の洋書が利用できるようになる。

Kindle Unlimitedは、米国ではすでに2014年7月よりスタートしており、2016年6月末時点で、約133万冊の電子書籍が対象となっている。
日本でのサービス開始にあたって、今年の6月中旬には「Kindle Unlimited」の日本語を使用した関連ページが登場し、ネット上ではいよいよ日本でもサービス開始かと注目されていたものの中々開始されずにいた。

さて気になるのはその対象となる作品だが、日本経済新聞は講談社や小学館などの大手出版社も本サービスへの参加を表明、一方集英社は参加を見送ると伝えていた。しかし現時点でストアを確認する限り大手出版社も連載中の最新作などは見送り、古い作品をメインとしているようだ。

先日インプレスが発表したように、2015年度の日本国内の電子書籍市場規模は前年比25.1%増の1,584億円と大きく増加しており、今回の「Kindle Unlimited」開始によってさらにその拡大に弾みがつくと予想される。

電子書籍の定額サービスは、既にauのブックパスYahooブックスの読み放題サービスなど既存のプレイヤーが存在する。そのような競合とどう勝負するのか、非常に注目が集まっている。

2013年に日本に上陸した電子書籍業界の雄Kindleの本気度が垣間見えるだろう。

 

■サービス概要

Kindle Unlimited
URL:https://www.amazon.co.jp/gp/kindle/ku/sign-up
価格:月額980円(税込)
作品数:本、コミック、雑誌12万冊以上および120万冊以上の洋書
参加出版社:講談社、小学館、文藝春秋、新潮社、幻冬舎、光文社、東京創元社、ダイヤモンド社、東洋経済新報社、PHP研究所、インプレス、主婦の友社、学習研究社、白泉社、秋田書店、祥伝社、双葉社、一迅社、手塚プロダクションなど
※作品数、参加出版社は開始時点(2016年8月3日)のもの