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今春、、労働に関心を持つジャーナリストや研究者が優秀作を表彰する「日本労働ペンクラブ賞」を受賞した、文芸社から出版した『読んで楽しむ働くこと』。日本と欧米との雇用に対する考え方の違い、雇用制度や労働組合などに関する分かりやすい記述は幅広い世代の興味を集めた。
『読んで楽しむ働くこと』は昨年出版された。著者の相原正雄さんが83歳のときだ。
全日本労働総同盟(同盟)の国際局長を務めた相原さん。現役時代は世界の労働条件を話し合う専門機関ILO(国際労働機関)総会に出席。労働に関する疑問や自らの考えが思い付くと、すぐにメモに取ってバインダーにためていたという。
日本の国際労働基準批准促進を図ろうと、4年前からそのメモを整理。執筆を開始した。本は発刊から1年が経ち、文芸社が10月から行うブックフェアに選出されることが決まっている。
A5判220頁で1400円(税別)。「紀伊國屋横浜みなとみらい店」などの書店やインターネットで販売されており、電子書籍でも購入できる。
<書籍概要>
■読んで楽しむ“働くこと”
著者:相原 正雄
◆Kindleストアリンク:http://amzn.to/2cbQV6h
<内容紹介>
知っていましたか? 古来より、西洋人にとっての“労働”は「苦役」「罪」、日本人にとっては「価値あるお勤め」。……「働くことと遊ぶこと」「働くことと日本の雇用制度」「働くことと日本の労働組合」「『賃上げ』と日本経済」「働くことと世界平和」「生産性向上とヒューマンウエア」といったキーワードで、元・日本ILO協会参与の著者と「働くことは何か」を考えてみよう!