マイボイスコムは9月16日、「電子書籍に関する調査」の結果を発表した。調査は8月1日~5日、同社サービス「MyVoice」のアンケートモニター1万742名を対象に、インターネット調査で実施された。
「電子書籍の利用状況」では、「電子書籍・雑誌は読まない」が66.8%と半数以上を占め最多となっている。続いて、「月に1回以下」(9.0%)、「月に2~3回」(4.9%)、「週に1回程度」(4.6%)となっており、電子書籍の日常的な利用にまでは浸透されていないことが浮き彫りとなった。
※画像は、マイナビニュースより
また、「電子書籍(マンガや写真集も含む)を利用するか」質問したところ、「電子書籍は利用しない」が72.8%で最多となった。次いで25.9%が「利用する」(内訳:「無料で利用することが多い」14.7%+「有料で利用することが多い(購入・レンタル・定額制等)」7.8%+「有料・無料のどちらも同じくらい利用する」3.4%)となっている。
※画像は、マイナビニュースより
今回の調査から、電子書籍を利用しているのは約4割で、利用している人でも「無料で利用する」人が多いことがわかった。
今後の電子書籍業界は、いかに電子書籍利用者を増やしていき、購入、レンタル、定額読み放題サービスなどの有料サービスに流入者を増やしていくかが課題となるだろう。
【参考記事】
マイナビニュース:電子書籍、直近1年間に購入した冊数は?