スマホ向け漫画アプリ「comico」を運営するNHN PlayArt株式会社は、双葉社と提携し、オリジナルレーベル「comico books」を立ち上げたことを発表した。
「comico」はスマホの画面に特化した縦読みスクロールを採用。オリジナルコミックを中心に無料で配信している。中でも人気タイトルである「ReLIFE」や「ネト充のススメ」などは紙書籍での単行本化や関連グッズなどが発売され大きな反響をよんでいる。
今回のレーベルは、『comico』で連載されている作品の書籍化展開を加速させる目的で立ち上げられた。第1弾として、「傷だらけの悪魔」「パステル家族」「和おん!」の3作品を新たに書籍化。これらの3作品はNHN PlayArtから双葉社に販売委託する形で出版する。
これまで既に書籍化されている「ReLIFE」や「ネト充のススメ」は双葉社以外の出版社から単行本化、発売されている。書籍の販売において間に出版社を挟むことで様々な弊害が生じることが予想される。そんな中で自社レーベルを立ち上げることでスピーディーに単行本化することと、利益率を上げることを目的としている思われる。