OnDemand Books社、独自の印刷機を開発。59ドルで誰でも本の製作、販売が可能に。
Photo by Waag Society
電子書籍ニュースサイトThe Digital Readerによると、OnDemand Books社は14日、独自の印刷機「Espresso Book Machine」の開発とウェブサイトSelf Espressをローンチしたことを発表した。
Self Espressに会員登録をしたユーザーは、印刷したい本のデータを入力するだけで簡単にEspresso Book Machineから1冊の本を刷ることができる。
またデータを変換し、電子書籍として販売することも可能になるという。
Espresso Book Machineは全国の書店や図書館に設置されており、場所を問わず一番近いEspresso Book Machineで本の印刷、販売が可能になる。
サイトへの会員登録は無料だが、実際に本を印刷する際には料金が課される。
販売目的ではなく、自分のためだけに本を作るなら59ドルから印刷が可能になる。
Photo by Waag Society
1冊から本を印刷するいわゆるプリントオンデマンド技術は日本ではまだ広がっていないが、欧米ではこのシステムが広く浸透している。
出版社側からすると在庫を抱えずに本を印刷、販売できるため非常に魅力的なのだ。
日本ではアマゾン社がPODの仕組みを利用しているがEspresso Book Machineのような誰でも使える印刷機はまだない。
今後日本でも同様の印刷機が図書館や本屋などに設置されることになればとても便利になるのではないだろうか。
The Digital Reader
http://the-digital-reader.com/2015/01/19/ondemand-books-launches-redundant-expensive-self-pub-service/
OnDemand Books プレスリリース
http://ondemandbooks.com/docs/ODB-SelfEspress%20Press%20Release%2001.14.15.pdf