<Piece あらすじ/作品紹介 第58回小学館漫画賞少女向け部門受賞>
Pieceは、芦原妃名子による作品で2008年から2013年にかけて『ベツコミ』にて連載された少女漫画。2012年には日本テレビ系列でテレビドラマが放映された第58回小学館漫画賞少女向け部門受賞作品。本作Pieceは、大学生の水帆のもとに、高校の同級生である折口はるかの訃報が伝えられたのが物語の始まりです。彼女の葬儀に、かつてのクラス全員が集まりました。葬儀後、はるかの母親は、水帆にある頼みごとをします。実は、はるかは高校時代に妊娠をしていたというのです。母親は、娘の子供の父親を探してほしいと水帆に頼みました。こうして、水帆は、はるかの交友関係を探ることになったのです。やや暗いテイストのお話ですが、読み進めるうちにストーリーに引き込まれていきます。登場人物のほとんどが、過去に何か秘密を抱えて生きています。謎を解明するための幾つもの伏線が張られていますが、先の読めない面白さがある作品です。
<Piece みんなの感想/評価>
◆次巻が楽しみになるコミックPiece
Pieceは、タイトルの通り、多くの謎やバラバラなような過去の出来事が最後に一つになります。見どころは、登場人物一人一人に思惑があり、伏線が張ってあるところです。感想は、しっかりと丁寧に心理描写が描かれていて、スラスラ読めて面白かったです。良い点は、他人事にかかわることの心理的動機がさらりとわかりやすく関わるように描かれているところです。
◆「Piece」の魅力とは
「Piece」は、独特の謎に惹かれていき、本当に面白いと思います。また、巻数が進むごとに、謎の解き方や偶然性などに本当に驚きますし、どんどんとはまっていきます。また、非常に冷静で、クールであるヒロインが自ら性格を変えようとしているというのは非常に面白いですし、変わっていく様子や心情に、感情移入しますし、本当に感動します。