突如異世界に召喚された高校生・スバルは死の運命から少女を救えるのか!?
『Re:ゼロから始める異世界生活』は、2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されている長月達平のライトノベル。KADOKAWAメディアファクトリーのレーベル「MF文庫J」より文庫版が刊行されているほか、2016年4月からはテレビ東京系列でアニメ版の放送もスタートした人気作品だ。
不登校気味の高校生・菜月昴(ナツキスバル)は、コンビニで買い物をした帰りに突如異世界へと召喚されてしまう。そこは奇抜な服を着たカラフルな頭髪の人々や、犬や猫のような耳をした“亜人”たちの集う世界だった。
自分の置かれた状況をなんとか飲み込んだ昴だったが、路地を歩いているうちに3人組の強盗に襲われ、早くも窮地に陥る。昴は異世界トリップの“お約束”として自分が超人的な能力を身に着けていると信じ、男たちに殴りかかるが、ナイフを突きつけられて万事休す。諦めかけたその時、猫の精霊を連れた銀髪の美少女が助けに現れて……。
みんなの感想
◆3巻までは読んでほしい
はじめのうちは読んでいても何が起きているのか分かりにくいですが、読み進めていくうちにだんだん世界観が分かるようになるので、1巻だけで判断せずに、とりあえず3巻くらいまでは読んだほうがいいと思います。
主人公はラノベにありがちな人物設定ですが、本格的なSFのように時間・時空を行ったり来たりする展開は面白かったです。
◆主人公のキャラが好きなら……
語り手(主人公)のキャラやテンション、発言がかなり独特なので、好き嫌いはわかれそう。私はウェブ小説から読んでいましたが、書籍では大幅に書き直されていて、多少読みやすくなった気がします。大塚真一郎さんのイラストもよかったです。