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私の少年

私の少年

著者 ページ数 クチコミ評判
高野 ひと深 159ページ ★★★★★

30歳OLと12歳少年と、聞いただけでは年齢差に驚く今作ですが「マンガ大賞2017」に選ばれています。

多和田聡子は、毎朝体温を測ることが日課の30歳の独身OL。
仕事帰りに公園でビールを飲んでいたら、少女のように美しい少年、早見真修に出会いこの日から聡子と真修のサッカーの練習が始まります。かかわっていくうちに、真修の家庭環境に疑問を持ち面倒をみるよういなります。
聡子はスポーツメーカーに勤務していますが、会社の上司、椎川は大学時代のフットサルサークルで知り合った元カレでした。別れたのにも関わらずしつこく聡子にかまってきたり、飲みに誘うなど気があるような態度をとっておきながらも、実際食事に行くと椎川の隣にいたのは椎川の婚約者だったのです。
婚約者の存在を知った聡子と、サッカーをやめなければならなくなった真修、傷ついた二人は頻繁に会うようになりますが、家族でも何でもない自分があまり踏み込んではいけないと聡子は悩んでいきます。

30歳のOLと小学生とみるとショタが好きな人向けなのかと思っていたら、まったく違いました。「ショタ」というフェチ的な感じではなく、もっと繊細できれいな心理描写だと思います。
真修の家庭環境や、聡子がどう接していくのか今後の二人の展開が非常に気になります。
設定に躊躇せずに聡子と同世代の方に、読んでときめいてほしい作品です。

(文:編集部A)



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