史上最多となる公式対局29連勝を達成した将棋の最年少棋士・藤井聡太四段。連勝の始まりとなったプロデビュー戦の相手は、「ひふみん」の愛称で知られる加藤一二三九段(当時)だった。
両者の年齢差は62歳で、記録に残っている限り最大年齢差の棋士同士の一戦。加藤九段はもともと藤井四段がデビューするまで最年少棋士記録を保持していたこともあり、この対局は将棋界のみならず、世間でも大きな注目を集めた。
本書では、藤井四段が見事勝利を収めたこの対局の全110手が完全収録されている。棋譜のほか両者のプロフィールや昼食のメニューも掲載されており、将棋ファンにおすすめしたい一冊だ。