電通さんでコピーライター・コンセプターとしてご活躍されている、梅田悟司さんの著書です。
冒頭に、「言葉にできないこと、それは考えていないこと」である。とはっきり述べられています。
社会人の皆さんは、就職試験の面接などで自分の意思を面接官にうまく伝えることができなかった。という経験、一度はあるのではないでしょうか。また、学生のみなさんも分かっていたけど、試験では書けなかった。という経験、あるのではないでしょうか。
言葉にできるということは、言葉の意味や自身の考えが整理された状態である。とも述べられており、先ほど挙げた就職活動の例で考えますと、突発的な質問に言葉が詰まった経験を思い出して頂けると分かりやすいと思います。自身の考えが言葉として具体的に腹落ちし、理解している状態に到達していないと、このような状態に陥りやすい、と冒頭部分で述べています。
それでは、言葉にできる状態にするには?言葉や考えを具体的に落とし込むには?
そのエッセンスは、コピーライター・コンセプターとしてご活躍されています、著者の原体験に基づき詳しい練習方が今作後半で述べられています。新社会人のみなさんだけでなく、ビジネスマン全般の方にも読んで頂き一冊になっております。
(文 : 編集部O )