<イントロダクション>
表紙もですが、内容のイラスト描写にもかなりインパクトがあります。
氷の魔女により凍てつく世界に閉じこめられ、自分自身・家族を奪い返す様子を派手に描かれています。
<内容紹介>
再生能力を備え炎を纏う不死身の主人公アグニ。アグニは再生能力をもつ身として、自らの肉を断ち、妹ルナをはじめ周囲に”人肉”を食糧を与えている、いわば神のような存在です。
ストーリーの導入部である序章では、アグニは再生能力者・祝福者である異質な存在です。
しかし、状況は一変します。ある日、自由の国ベヘムドルグ王国よりドマが襲来します。ドマはアグニの年齢を見込み、ベヘムドルグ王国の住人として招きますがドマは守り人として村に残る選択をします。
月日も経ち、アグニ自身も炎の祝福者として能力を制御できるようになります。
そして、アグニは妹ルナを殺した原因であるドマの敵討ちを打つことを原動力にして再生能力を高め、復讐をしに雪原を進んでいきます。
氷の魔女に侵された凍てつく世界、そして自由の国ベヘムドルグ王国、ドマ。これらと対峙するアグニ。
アグニはドマに対して敵討ちを打つことはできるのか。
マンガ大賞に選ばれた今作。今までのマンガでは見たこともないような、時にグロスティックに時にハートフルに描かれた、「ファイアパンチ」。オススメできる一冊です。