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聲の形【電子コミック】

聲の形【電子コミック】

著者 ページ数 クチコミ評判
大今良時 192ページ ★★★★☆

人生のおもしろさ、って何?

高校3年生になった石田将也は満を持してある同級生の女の子、西宮硝子に会いに行く。6年前小学校だったころの自分にけりをつけ、未来を変えるためだ。
6年前、「退屈に負けないため」と称した遊びを将也は周りを巻き込みながら繰り返していた。ある日転校してきた硝子の耳が聞こえないことを「おもしろいこと」と捉えた将也はあらゆる方法で硝子を構い倒す。将也が首謀者だったがそれはクラス全体に広がってエスカレートしていった。
将也と西宮が離れるまで、離れてから将也が考えたことが描かれる。それらは決してフィクションで片づけられるものではない。
2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編 第1位、『マンガ大賞2015』で第3位獲得の名作。
今読むべき漫画は、これだ。

 

<みんなの感想>

◆誰に感情移入するのかで変わる物語

とりあえず自分は主人公に全くいい感情は持てなかった。はっきり言って嫌いだ。ただその嫌悪感はきっと、自身が小学生だった頃のことを思い出してしまうからだろう。やはり主人公と同じように軽率で、残酷だった。
彼の周りの人間は事なかれ主義と言うか、女子も男子も都合のいい部分ばかりが目につく。だが、悲しいかな、それが現実だ。これから再開した二人がどんな道を歩むのか、見届けたいと思っている。

 

◆元気がない時に読むのはしんどい作品です。

漫画家、大今 良時さんの実質的な処女作にあたります。それにもかかわらず、内容は完成していてリアリティがある作品なので、実際にいじめが身近にあった人や障碍者が同じクラスにいた人には、共感を呼ぶと思います。
物語はこの後も続いていて、2巻以降は話が展開していき、ほっこり、感動するエピソードが入ってきます。それを際立たせるための、必要な1巻ではあるのですが、正直かなり心に響くので、体調が悪かったり、落ち込んでいる時には避けた方が良いかもしれません。




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