『努力は必ず報われる!』AKB48総監督・高橋みなみからのメッセージ
2016年3月にはAKB48を卒業した高橋みなみが、2015年のクリスマスイブに出版した自己啓発書。14歳からアイドルとして活動してきた彼女が、最後に残したかった「総監督としての」言葉たち。300人以上の巨大アイドルグループのリーダーとして、個性の塊であるメンバーそれぞれに寄り添ってきた。グループとして一つになるコミュニケーションの方法や、リーダーとしての立ち居振る舞い方、スピーチの秘訣など、一朝一夕では身に付かない様々な経験を惜しげもなく披露している。高橋みなみ本人が悩んで、克服してきた結果が全て詰まった一冊。
AKB48にいた10年間はハンパじゃない。
<みんなの感想>
◆たかみなすごい!
そこまでAKB48のファンではなかったので、たかみなのことは知っていてもテレビで見るいつも明るいイメージしか持っていませんでした。本職のアイドルで、ここまで素晴らしいまとめる力を身に着けていらっしゃったとは。身長が148cm実体験で、しかも押しつけがましくないので、素直にこうしてみようかな、と思える本です。努力はかっこ悪くない、って言い切れるのも、突き抜けるくらい頑張っている彼女こその言葉ですよね。これからテレビで見る彼女への視線が変わりました。
◆負けていられない。
今までにここまでリーダーとして突出した24歳の女の子がいただろうか。いやいない。しかも彼女がまとめているのは未成年から妙齢の取り扱いの大変難しい女子たちである。
気にいらないことがちっとでもあると、陰でこそっと話されそうで、恐ろしい限りである。
大人であるはずの社会人を取りまとめるのにも苦労する昨今であるのに、高橋みなみさんが女子にどれだけ苦労してきたのか、この本にはネガティブすぎる記載はないものの、勝手に行間を読んでしまった。本の内容のたった一項目だけでも、ためになる本である。二回り以上年下の女性に負けてはいられないので、私ももっと努力しなくては。まずはこの本で感銘を受けた部分を、意地を張らずに実行するところからだ。